Googleビジネスプロフィールの口コミ|AI検索対策4つの手順

Googleビジネスプロフィールの口コミ|AI検索対策4つの手順

「最近、お店を探すのにAIを使う人が増えているらしい」
そう聞いても、自分の店が何をすればいいのかは見えにくいものです。
実は、AI検索でお店が紹介されるかどうかを左右しているのは、新しい特別な技術ではありません。
Googleビジネスプロフィールに集まった口コミの中身です。
この記事では、口コミがAI検索にどう使われるのかを整理したうえで、明日から始められる対策を4つの手順でご説明します。

AI検索でクチコミはどう使われるのか

AI検索とは、検索した言葉に対してAIが要約した答えを返す仕組みのことです。
GoogleのAIによる概要(AI Overview)や、ChatGPTなどのAIに直接おすすめの店を尋ねる使い方が広がっています。

ここで起きている変化は、利用者が「店の一覧」ではなく「おすすめの1〜3件」を受け取るようになったことです。
一覧なら5位でも目に入りましたが、AIの答えに含まれなければ、そもそも存在を知られません。

では、AIは何を根拠に店を選ぶのでしょうか。

Googleは公式のヘルプで、ローカル検索の掲載順位を決める要素として「関連性」「距離」「知名度」の3つを挙げています。
このうち知名度は、そのビジネスがどれだけ広く知られているかを表すもので、クチコミの数などが判断材料になると説明されています。さらに同じヘルプの中で、順位を改善する方法として「クチコミに返信する」ことが明記されています。

そのうえでAI検索に特有なのが、口コミの「本文」が読まれるという点です。
星の数だけでなく、そこに書かれた言葉そのものが手がかりになります。

たとえば「小牧市 子連れで行けるランチ」と尋ねられたAIは、店側が書いた紹介文だけでなく、口コミに「子ども用の椅子を出してもらえた」「座敷があって助かった」と書かれている店を見つけ出せます。店が自分で言っていないことでも、お客様の言葉として書かれていれば根拠になる、というのがAI検索時代の口コミの価値です。
グーグルマップのAI検索を対策しよう

Googleビジネスプロフィールの情報を整えることが口コミ対策の土台

口コミを集める前に、受け皿となるGoogleビジネスプロフィールそのものを整えておく必要があります。ここが空欄だらけだと、口コミが増えてもAIが店の全体像をつかめません。

最低限、次の項目は埋めてください。
すべて無料で、作業時間は初回で30分〜1時間程度です。

  • 正式な店名・住所・電話番号(チラシやホームページと表記を揃える)
  • 営業時間と定休日(祝日や年末年始の特別営業時間も設定できます)
  • ビジネスの説明文(何の店で、誰に向いているかを具体的に)
  • 属性(駐車場の有無、キャッシュレス対応、バリアフリー、子ども連れ歓迎など、当てはまるものをすべて)
  • 写真(外観・内観・駐車場・主力商品。外観と駐車場は「行けるかどうか」の判断に直結します)

とくに見落とされがちなのが属性です。「駐車場あり」「予約可」といった項目にチェックを入れておくと、AIが条件で絞り込むときの判断材料になります。口コミに書かれるのを待つより確実です。

AI検索対策としての口コミ運用|4つの手順

手順1:口コミの投稿リンクを用意する(所要5分)

Googleビジネスプロフィールの管理画面には、口コミ投稿ページへ直接飛べるリンクを取得する機能があります。管理画面から「クチコミを増やす」といった項目を探し、リンクをコピーしてください。

このリンクをQRコードにして名刺サイズのカードに印刷しておくと、渡すだけで済みます。「Googleで『店名』と検索して……」と口頭で説明する方式は、まず実行されません。

手順2:お願いする相手とタイミングを決める

やみくもに全員に声をかけると負担ばかり増えます。満足していただけたことがはっきり分かった直後が最も書いていただけるタイミングです。

  • 飲食店なら、会計時に「今日のおすすめ、いかがでしたか」と一言添えてカードを渡す
  • 工務店・修理業なら、作業完了の確認をいただいたその場で
  • 美容室・整体院なら、次回予約を取っていただいたときに

手順3:具体的に書いてもらえる声かけをする

「口コミお願いします」だけだと、「よかったです」という一行で終わりがちです。
書いてほしい観点を1つだけ添えると、内容が具体的になります。

「もしよろしければ、どのメニューを召し上がったかだけでも書いていただけると、次のお客様の参考になります」

メニュー名・スタッフの対応・利用シーン(子連れ、接待、一人で)のいずれかが入るだけで、AIが読み取れる情報量は大きく変わります。見返りに割引や粗品を渡すのは、Googleのポリシーで禁止されています。お願いするのは構いませんが、対価を出してはいけません。

手順4:すべての口コミに返信する

Googleが順位改善策として明記している以上、返信は必ず行ってください。BrightLocalの調査によると、利用者の8割程度が1週間以内の返信を期待しているとされています。目安として3日以内を社内ルールにするとよいでしょう。

返信文を書くときのコツは3つです。

  • お礼だけで終わらせず、口コミの中身に触れる(「座敷をご利用いただきありがとうございました」)
  • 店名・地域名・サービス名を自然に入れる(AIが店の特徴を把握する手がかりになります)
  • 同じ定型文を使い回さない(同調査では、テンプレートのような返信を好まない層が半数程度いるとされています)
    グーグルビジネスの口コミ対策

口コミ対策でやってはいけない3つのこと

1つ目:口コミの見返りを渡すこと

「口コミを書いたらドリンク1杯サービス」といった施策は、Googleのポリシーに違反します。発覚すると口コミが削除されるだけでなく、ビジネスプロフィール自体が停止される可能性もあります。短期の集客と引き換えにするには、あまりに割の合わないリスクです。

2つ目:自作自演や口コミの購入

従業員や家族に書かせる、業者から買う、といった行為も同様に禁止されています。加えて、AIは口コミの文面から不自然さを読み取ります。同じ日に似た文体の高評価が並ぶ状態は、かえって信頼を落とします。

3つ目:低評価の口コミに反論すること

事実と違う内容を書かれると反論したくなりますが、そのやりとりを読むのは投稿者ではなく、これから来店を検討している人です。「不快な思いをさせてしまい申し訳ありません」と受け止めたうえで、改善したことを1つ簡潔に書く。それだけで、誠実な店という印象が残ります。投稿者を特定しようとする書き方も避けてください。

なお、明らかな事実無根や誹謗中傷にあたる口コミは、Googleに削除を申請できます。反論する前に、そちらを検討してください。

まとめ

Googleビジネスプロフィールの口コミによるAI検索対策について、要点を振り返ります。

  • AI検索は星の数だけでなく口コミの本文を読む。店が自称できないことも、お客様の言葉なら根拠になる
  • 口コミを集める前に、営業時間・属性・写真といったプロフィールの土台を埋めておく
  • 投稿リンクをQRコード化する、書いてほしい観点を1つ添える、3日以内に個別の言葉で返信する——この3つが実務のすべて

特別な費用も専門知識もいらない一方で、続けた店とそうでない店の差ははっきり出ます。まずは投稿リンクの取得と、直近3か月の未返信の口コミへの返信から始めてみてください。

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