LINE公式アカウントの料金|3プランの月額と通数の数え方

結論(この記事の要点)
- LINE公式アカウントの料金は、「月額プラン」だけではなく「友だち数×配信回数」による「メッセージ通数」で決まります。
- 2026年10月の追加メッセージ料金改定により、スタンダードプランの大口配信(月5万通以上)では実質値上げとなりました。ただし、友だち数が数千人規模までの中小企業には直接の影響はありません。
- 【実務上の注意点】 「とりあえず無料で始めればいい」と無計画にスタートするのは極めて危険です。友だちが少し増えれば無料枠(月200通)はすぐに枯渇し、一切の配信ができなくなります。また、2026年12月からは「プレミアムID」の料金が月額100円から400円へと一気に4倍に値上げされるなど、プラットフォーム依存の維持コストは年々上昇傾向にあります。事前のシミュレーションと「誰に何を送るか」という戦略設計が不可欠です。
LINE公式アカウントの料金は3プラン|月額と無料通数の一覧
LINE公式アカウントの料金プランは3つです。執筆時点では、次のようになっています。
ここで見落としやすく、最も注意すべき現実が「コミュニケーションプランとライトプランでは、無料通数を使い切ったらその月はもう一切配信できない」という点です。
お金を払って追加で送る、という選択ができるのはスタンダードプランのみです。つまり、料金を考えるときは「月額いくらか」ではなく、「自社の配信量がどのプランの枠に収まるか」から逆算する必要があります。
LINE公式アカウントの料金を左右する「メッセージ通数」の数え方
プランを選ぶうえで最も大事なのが、通数の数え方です。ここを勘違いしたまま始めると、月の半ばで早々に配信上限に達してしまい、大事なお知らせが届けられなくなります。
通数は 「メッセージを送った回数 × 送った友だちの数」 で数えます。
たとえば友だちが500人いるアカウントで、お知らせを1回配信すると、それだけで500通。月に4回配信すれば2,000通です。無料のコミュニケーションプランは月200通なので、友だちが200人を超えた時点で、月1回の配信すら全員に届けられなくなります。
ただし、以下の工夫や仕様を理解すればコストは最適化できます。
- 1回の配信で3吹き出しまで送れる: 1回の配信で最大3つの吹き出し(メッセージの塊)をまとめて送れます。画像、テキスト、ボタンを分けて3回送るのではなく、1回にまとめれば1通換算となり節約できます。
- 通数に数えられないもの: 「LINEチャット(1対1の個別やりとり)」「あいさつメッセージ」「応答メッセージ」などは通数にカウントされません。問い合わせ対応を1対1のチャットで行う分には、通数を気にする必要はありません。

自社の料金はいくらになるか|友だち数から逆算する
実際の金額を出すには、「現在(または目標)の友だち数」と「月に何回配信したいか」を掛け合わせます。業種別に現実的なシミュレーションを見てみましょう。
- 飲食店(友だち800人・月4回配信)
800×4=3,200通。無料の200通では足りませんが、ライトプラン(月5,000円)の5,000通に収まります。週1回のおすすめメニュー配信ならこの規模です。 - 美容室(友だち3,000人・月4回配信)
3,000×4=12,000通。ライトプランの5,000通を超えるため、スタンダードプラン(月15,000円)が必要です。 - 工務店・BtoBの会社(友だち150人・月2回配信)
150×2=300通。無料プランをわずかに超えます。この場合、全員配信を月1回に減らすか、個別チャット中心の運用に切り替えるのが現実的です。
【つまずきやすいポイント】
友だち数は日々増えていきます。今の人数で計算するとすぐに枠が足りなくなるため、半年後の見込みで計算しておくほうが安全です。
2026年10月・12月の料金改定の現実|追加メッセージとプレミアムID
2026年10月1日より、スタンダードプランの追加メッセージ料金が改定されました。
改定前は配信量が多くなるほど単価が下がる仕組みでしたが、改定後は「月20万通までは1通3.0円」「月20万通を超えた分は1通2.5円」の2段階にシンプル化されています。追加メッセージが月5万通程度までであれば支払額は変わらないため、友だち数が数千人規模の会社であれば今回の10月改定で負担が急増することはありません。
しかし、本当に警戒すべきは2026年12月1日に予定されている「プレミアムID」の料金改定です。
ユーザーに検索されやすくするために任意の文字列を設定できるプレミアムIDですが、月額100円から400円(年額1,200円から4,800円)へと一気に4倍に値上げされます。
プラットフォームを利用する以上、こうした規約変更や突然の値上げは避けられません。「LINEは安いからとりあえずやっておこう」と盲信せず、常に最新情報を確認し、費用対効果をシビアに判定する姿勢が求められます。
料金を上げずに通数を抑える4つの工夫
予算が足りないからといって、すぐにプランを上げるのは悪手です。まずは以下の工夫で無駄を省きましょう。
- 全員配信をやめ、対象を絞って送る:購入履歴や興味のある分野で絞って配信(セグメント配信)します。1,000人全員に送っていたものを本当に興味がある300人に絞れば、通数は3割以下に激減します。
- 3吹き出しを1回にまとめる:画像・説明・予約ボタンなどを別々に送らず、1回の配信に組み込みます。
- あいさつ・応答メッセージを作り込む:通数に数えられないため、よくある質問への自動返信を充実させれば、無駄なお知らせ配信を減らせます。
- リッチメニューを整える:画面下部に常設されるメニューから自分で情報を見てもらえれば、定期配信の回数自体を削減できます。

まとめ
- LINE公式アカウントの料金は月額0円・5,000円・15,000円(税別)の3プラン。無料通数に収まるかで選びます。
- 通数は「配信回数×友だち数」。無料枠を超えると配信が即ストップするため注意が必要です。
- 2026年10月の追加メッセージ改定や、12月のプレミアムID値上げなど、プラットフォームの運用コストは常に変動します。計画的な運用設計が必須です。
LINE公式アカウントの料金を抑え、かつ売上につなげる鍵は、プラン選びよりも「誰に何を送るか」という配信設計にあります。「自社に合った進め方やコストの抑え方が分からない」とお悩みの場合は、株式会社アドクルーへお気軽にご相談ください。実務に即した第一歩をサポートします。
エビデンス・確認情報
執筆にあたり、以下の最新情報をリサーチ・確認いたしました。
- 【10月改定情報】 LINEヤフー for Business 公式発表『【重要】LINE公式アカウント 追加メッセージ料金改定のお知らせ』(2026年10月1日施行・20万通/月まで1通3円等)
URL:https://www.lycbiz.com/jp/news/line-official-account/20261001/ - 【12月改定情報】 LINE公式アカウント プレミアムID料金改定のお知らせ関連情報(2026年12月1日より月額100円→400円/年額1,200円→4,800円に改定)
参考URL:https://quartet-communications.com/info/web-advertisement/96099



