LINE公式アカウントでできること9選|費用と最初の3機能

「LINE公式アカウントを作ったほうがいいとは聞くけれど、実際に何ができるのかよく分からない」
そんな状態のまま、開設を先延ばしにしていませんか。
調べてみると機能の一覧が延々と並んでいて、全部を使いこなす前提のように見えてしまいます。ですが、従業員が数名の会社が最初から全機能を使う必要はまったくありません。
この記事では、LINE公式アカウントでできることを9つに整理したうえで、費用と、最初に手を付けるべき3つの機能をお伝えします。
もくじ
LINE公式アカウントでできること9つ|機能の全体像
LINEヤフーの公式サイトで案内されている主な機能を、役割ごとに3つのグループに分けて整理します。
お知らせを届ける機能
- メッセージ配信:友だち追加してくれた人へ、文章・画像・動画・スタンプなどを一斉に送れます。LINE公式アカウントの中心となる機能です
- あいさつメッセージ:友だち追加された瞬間に自動で送られる最初のメッセージです。1回設定すれば以後は自動で動きます
- ステップ配信:友だち追加から3日後、7日後というように、あらかじめ決めた順番でメッセージを自動配信する機能です
お客様とやり取りする機能
- チャット:お客様と1対1でメッセージのやり取りができます。電話がつながらない時間帯の問い合わせ窓口として使えます
- リサーチ:アンケートや投票を作って、お客様の意見や好みを集められます
- リッチメニュー:トーク画面の下部に固定表示されるメニューです。「予約はこちら」「メニューを見る」といったボタンを常に出しておけます
販促に使う機能
- クーポン:来店時に使えるクーポンを作って配信できます
- ショップカード:紙のポイントカードをLINE上で発行・管理できます。カードを持ち歩かせずに済みます
- LINE VOOM:ショート動画やテキストを投稿できる機能で、友だち以外の人にも表示される可能性があります
このほかに、配信数・開封数・クリック数などを確認できる分析の画面が管理画面に用意されています。「送って終わり」にせず、次の配信を判断する材料になります。
LINE公式アカウントの費用|3つの料金プランと無料の範囲
費用は「月額の固定費」と「送れるメッセージの通数」で決まります。執筆時点でLINEヤフーの公式サイトに掲載されている内容は次のとおりです(金額は税別)。料金プランは改定されることがあるため、契約前に必ず公式サイトで最新の内容をご確認ください。
- コミュニケーションプラン:月額0円/無料メッセージ200通/追加配信は不可
- ライトプラン:月額5,000円/無料メッセージ5,000通/追加配信は不可
- スタンダードプラン:月額15,000円/無料メッセージ30,000通/追加配信は従量課金(〜3円/通)
ここで注意したいのは、通数の数え方です。1通は「1人に1回届いた」で1通と数えます。友だちが100人いる状態で全員に1回配信すると100通です。無料プランの200通なら、月2回の一斉配信で使い切る計算になります。
- 友だち100人・月2回配信 → 200通。無料プランでぎりぎり
- 友だち300人・月2回配信 → 600通。ライトプランが必要
- 友だち1,000人・月4回配信 → 4,000通。ライトプランの範囲内
まずは無料プランで始めて、通数が足りなくなったら切り替える、という順番で問題ありません。最初から有料プランを契約しても、送る中身が用意できていなければ意味がないためです。
最初に使うべき機能と、後回しでよい機能
全機能を一度に触ると、たいてい途中で止まります。人手が限られる会社は、次の3つだけを先に整えてください。
最初に使うべき3つ
- あいさつメッセージ:一度設定すれば自動で動き続けます。友だち追加の直後は関心がもっとも高いタイミングなので、ここで「営業時間」「予約方法」「初回限定の特典」を伝えておくと、その後の問い合わせが減ります
- リッチメニュー:トーク画面に常に表示されるため、配信しなくても見てもらえます。「予約」「アクセス」「よくある質問」の3ボタンを置くだけでも、電話対応の手間が下がります
- メッセージ配信:月2回程度から。書く内容に迷ったら、店頭やお客様との会話でよく聞かれる質問を1つ取り上げて答える形にすると、毎回ネタ切れせずに済みます
後回しでよい機能
- ステップ配信:設定に手間がかかるわりに、配信するメッセージの中身が固まっていないと効果が出ません。3か月ほど配信を続けて「反応がよかった内容」が見えてから作るほうが早道です
- LINE VOOM:動画や投稿を作り続ける体力が必要です。SNSの運用が社内で回っていない段階では優先度を下げてかまいません
- ショップカード:ポイント制度をこれから設計するなら、まず紙の運用状況を整理してからのほうが失敗しません
業種ごとの使い方の例も挙げておきます。飲食店なら、雨で客足が鈍りそうな日の前夜にクーポンを配信して翌日の来店数を補う。美容室なら、前回の来店から2か月経った方への案内をステップ配信で自動化する。工務店なら、点検時期のお知らせをリッチメニューの「点検のご相談」ボタンとセットで送る、といった形です。
LINE公式アカウントの開設手順とつまずきやすいポイント
開設自体は難しくありません。段取りだけ先に押さえておきましょう。
- 事前に準備するもの:メールアドレス(または個人のLINEアカウント)、店舗・会社の名称、営業時間や住所などの基本情報、プロフィール画像に使うロゴや店舗写真
- 所要時間の目安:アカウントの作成自体は15〜30分程度。あいさつメッセージとリッチメニューまで整えるなら、あわせて2〜3時間を見ておくと安心です
- つまずきやすいポイント1|アカウント名:アカウント名は後から変更できますが、認証済アカウントになった後は名称の変更に審査が伴います。店名の表記(正式名称にするか、地域名を入れるか)は最初に決めておくほうが手戻りがありません
- つまずきやすいポイント2|認証済アカウントの審査:青いバッジが付く「認証済アカウント」を申請すると、LINEアプリ内の検索結果に表示されるようになります。ただし審査があり、一般的に5〜10営業日程度かかると言われています。開店やキャンペーンに合わせたい場合は、逆算して早めに申請してください
- つまずきやすいポイント3|友だちの集め方:アカウントを作っただけでは友だちは増えません。レジ横にQRコードを置く、名刺に載せる、既存のお客様に来店時に案内する——この地道な入口づくりを開設と同時に始めてください
まとめ
- LINE公式アカウントでできることは、届ける・やり取りする・販促するの3グループ9機能。まず全体像を押さえる
- 費用は執筆時点で月額0円(200通)/5,000円(5,000通)/15,000円(30,000通)の3プラン。無料から始めて通数で切り替えれば十分
- 最初に使うのはあいさつメッセージ・リッチメニュー・メッセージ配信の3つ。ステップ配信やLINE VOOMは後回しでよい
LINE公式アカウントで何から手を付けるべきか、自社の場合はどの機能が向いているかでお悩みなら、株式会社アドクルーへお気軽にご相談ください。友だちの集め方から配信の中身まで、続けられる運用の形を一緒に設計します。

