ホームページ集客のコツ5つ|問い合わせが増える手順と優先順位

「費用をかけてホームページを作ったのに、問い合わせが1件も来ない」
中小企業の経営者から、もっともよく聞くご相談のひとつです。集客のコツを調べると15個も20個も手法が並んでいますが、社員数名の会社がそれを全部実行するのは不可能です。
この記事では、ホームページ集客のコツを優先順位の高い順に5つに絞り、限られた予算と人手で問い合わせを増やすための手順をお伝えします。
もくじ
ホームページだけで集客できない理由|AI検索で変わった前提
最初に、前提の共有をさせてください。ホームページ単体で集客が完結する時代ではなくなっています。
大きな理由が、検索結果の上部にAIが作った要約(AIによる概要)が表示されるようになったことです。SEO分析ツールを提供するAhrefs社の調査では、AIによる概要が表示される検索では、検索1位のページのクリック率が、表示されない場合と比べて大幅に低くなったと報告されています(2025年4月公表の調査では約34.5%低下、同年12月のデータを使った調査では約58%低下)。順位は変わっていないのにアクセスだけが減る、という現象が起きているわけです。
これは「ホームページが無意味になった」という話ではありません。見るべき点が変わった、ということです。
- 検索順位そのものではなく、問い合わせ・来店・電話の件数で判断する
- 検索エンジンだけを入口にせず、地図検索・SNS・紹介など複数の入口を持つ
- 訪問数が減っても成果が落ちない状態、つまり来た人が問い合わせる確率を上げる
この前提を押さえたうえで、具体的なコツに入ります。
集客のコツ5選|優先順位の高い順
限られた時間で成果に近い順に並べています。上から順に手を付けてください。
コツ1:Googleビジネスプロフィールを先に整える(地域商売なら最優先)
地域のお客様を相手にする商売なら、ホームページを触る前にここです。Googleビジネスプロフィール(地図検索に出る店舗・会社情報)は無料で、営業時間・電話番号・写真・口コミが表示されます。「地域名+業種」で探す人は、ホームページより先に地図の情報を見ます。
- 営業時間・定休日・電話番号が古いままになっていないか確認する
- 店内・外観・スタッフ・施工事例の写真を10枚程度入れる
- 口コミには短くていいので必ず返信する
所要時間の目安は初期設定で1〜2時間。効果が出るのが早く、費用もかかりません。
コツ2:問い合わせの導線を直す(今いる訪問者を取りこぼさない)
アクセスを増やす前に、すでに来ている人が問い合わせられる状態かを確認します。ここが詰まっていると、どれだけ集客しても漏れ続けます。
- スマートフォンで自社サイトを開き、電話番号がタップですぐかけられるかを確認する
- 問い合わせフォームの入力項目を減らす(住所・会社名・部署などを必須にしない)
- 「お問い合わせはこちら」のボタンを、トップページだけでなく各ページの下にも置く
- 料金の目安を載せる。金額が一切書かれていないと、多くの人は問い合わせずに離脱します
コツ3:よく聞かれる質問に答えるページを作る
新規のページを作るときの題材は、思いつきではなく電話や商談で毎回聞かれることから選びます。「工期はどれくらいか」「他社との違いは」「対応エリアはどこまでか」——これらはそのまま検索されている内容であり、AIによる要約でも参照されやすい形(質問と答えが対になった構成)になります。
1ページ書くのにかかる時間は、慣れないうちで60〜90分程度です。業種によって書く題材は変わります。
- 工務店・リフォーム業:「トイレの交換は何日かかるか」を、実際の工程(1日目の解体から養生・撤去まで)と費用の幅つきで書く
- 飲食店:「10人での予約は個室に入るか」「アレルギー対応はできるか」など、電話で毎回聞かれる質問をそのまま見出しにする
- 製造業:「小ロットは何個から対応できるか」「図面がなくても相談できるか」を、実際の受注事例の範囲で答える
いずれも、社内では当たり前すぎて書いていない情報ほど検索されています。
コツ4:更新の本数を「続けられる数」で決める
ホームページ集客がうまくいかない最大の原因は、施策の選択ミスではなく更新が止まることです。最初の月に5本書いて力尽きるより、月1本を12か月続けるほうが確実に成果につながります。
始める前に「月に何本なら確実に出せるか」を決め、その本数だけを予定表に入れてください。担当を決めずに「手が空いた人が書く」にすると、まず続きません。
コツ5:数字を月1回だけ見る
Search Console(Googleが無料で提供する、検索での見え方を確認するツール)とアクセス解析を使い、月1回15分だけ確認します。見るのは、表示回数・クリック数・問い合わせ件数の3つで十分です。数字を見ずに施策を足し続けると、効いていない作業に時間を使い続けることになります。
まずSEOか、広告か、地図対策か|予算別の選び方
「どれから手を付けるか」で迷う方が多いので、判断の目安を示します。
- 広告予算がほぼない/地域商売 → Googleビジネスプロフィール → よくある質問ページの順。費用ゼロで着手でき、地域の検索に効きます
- 月3〜5万円程度の予算がある/今すぐ問い合わせが欲しい → リスティング広告(検索連動型の広告)から。SEOは成果が出るまで数か月かかるため、急ぐ場合は広告で先に反応を確かめ、反応があった言葉でページを作ると無駄が減ります
- 中期的に費用をかけずに集客したい → SEO(記事の追加と既存ページの改善)。ただし「月1本を1年続ける」体制が作れることが前提です
どれも「まず全部」はおすすめしません。予算と手が回る範囲で1つ選び、3か月続けてから次を足してください。
ホームページ集客が続かない会社の落とし穴3つ
支援の現場でよく見かける、つまずきのパターンです。
- 落とし穴1:全面リニューアルから入る
見た目を作り直しても、載っている情報が変わらなければ問い合わせは増えません。費用と数か月の時間を使ったあとに「結局変わらなかった」となるのが最悪の展開です。まず中身とGoogleビジネスプロフィールを整え、それでも足りなければリニューアルを検討してください - 落とし穴2:担当者と本数を決めずに始める
「余裕ができたら更新する」は、ほぼ確実に止まります。続けられる本数だけ決めてから始めるのが、遠回りに見えていちばん早い方法です - 落とし穴3:順位だけを見て一喜一憂する
前述のとおり、順位が同じでもクリックは減ります。最終的に見るべきは問い合わせ件数と、そこからの受注です
まとめ
- AIによる概要の普及で、検索順位が同じでもクリックは減っている。ホームページ単体で集客が完結する前提を捨てる
- ホームページ集客のコツは優先順位の高い順に、Googleビジネスプロフィール整備 → 問い合わせ導線の改善 → よくある質問ページ → 続けられる本数での更新 → 月1回の数字確認の5つ
- 予算がなければ地図対策から、急ぐなら広告から。全部同時に手を付けない
ホームページからの問い合わせが増えずにお困りなら、株式会社アドクルーへお気軽にご相談ください。ツールの販売はしておりませんので、いまの予算と人手で何から手を付けるべきかを、中立の立場でご提案します。

