Instagramのアルゴリズム対策|投稿が伸びない原因と3つの見直し

「以前と同じように投稿しているのに、見てもらえる数が減った」
Instagramのアルゴリズム(どの投稿を誰に表示するかを決める仕組み)は毎年のように変わり、そのたびに対策の記事が書き換えられます。ただ、投稿を週に数本しか作れない会社にとって必要なのは、指標の名前を覚えることではなく、限られた時間を何に使い、何をやめるかを決めることです。
この記事では、Instagramのアルゴリズムで今いちばん評価されているものを公式発表から整理したうえで、伸びない原因になりやすい3つの見直しをお伝えします。
もくじ
Instagramのアルゴリズムとは?投稿が表示される仕組み
まず前提として、Instagramのアルゴリズムは1つではありません。Instagram公式の説明によると、フィード(フォロー中の投稿が流れる画面)、発見タブ(虫めがねのマーク)、リール(縦型の短い動画)、ストーリーズなど、表示される場所ごとに別々の仕組みが動いています。
大まかに言えば、それぞれの場所でこうした違いがあります。
- フィード: そのユーザーが普段どんな投稿に反応しているか、投稿者とやり取りした履歴があるか
- 発見タブ: 投稿そのものの反応の速さ。まだフォローしていない人に届く場所
- リール: 最後まで見られたか、他の人に送られたか
つまり「フォロワーに見てもらう」ことと「新しい人に見つけてもらう」ことは、別の仕組みで動いています。新規のお客様を増やしたいなら、発見タブとリールに届く投稿を意識する必要がある、ということです。
もう1つ、2026年時点での大きな変化として、成績を見る指標が「閲覧数」に一本化された点があります。以前はリールなら再生数、写真ならインプレッションと別々に数えられていましたが、現在はどの形式も「閲覧数」で並べて比べられます。自社の投稿を振り返るときも、まずこの数字を見れば十分です。
Instagramのアルゴリズムで今いちばん評価されている3つのこと
小手先の技よりも、今の仕組みが何を良しとしているかを押さえるほうが長持ちします。公式発表から読み取れるのは、次の3つです。
1. 友人に「送信」されること
Instagram責任者のアダム・モセリ氏は、リーチ(届く人数)を伸ばすうえで最も重要なシグナルは「送信」だと述べています。いいねや保存よりも、DMで友達に送りたくなるかどうかが効くということです。
商売に置き換えると、「これ、〇〇さんに教えてあげよう」と思われる中身かどうかになります。自慢の商品写真より、「知らないと損する地元の情報」「同業者なら分かる裏側」のほうが送られやすい、と考えると作りやすくなります。
2. オリジナルの投稿であること
Instagram公式のヘルプでは、解像度が低いもの、他のSNSのロゴや透かしが入っているもの、すでに他の場所で投稿された動画は表示されにくくなると案内されています。TikTokで作った動画をそのまま持ってくる運用は、この時点で不利です。
3. 会話が生まれること
コメントのやり取りは、単なる数以上に評価されます。投稿から30分ほどの間に届いたコメントに返信するだけでも、やり取りの履歴が積み上がります。時間がないなら、投稿する時刻を「返信できる時間帯」に合わせるほうが現実的です。
投稿が伸びない原因になりやすい3つのこと|まずやめる
ここがこの記事でいちばんお伝えしたい部分です。時間が限られている会社ほど、足すより先にやめるほうが効きます。
1. 他アカウントの投稿の転載をやめる
いちばん影響が大きいのがこれです。Instagram責任者のモセリ氏は、投稿の大半が他人の作ったコンテンツであるアカウントは、おすすめの対象から外れるという方針を発表しています。判定は直近30日ほどの投稿を見て行われると説明されており、既存のフォロワーには表示されるものの、まだフォローしていない人に届く道が閉じてしまうという点が問題です。
「ネタがないから他店の写真を引用する」「まとめ投稿を作る」といった運用をしているなら、まずここを止めてください。オリジナルの投稿が過半数を占める状態に戻すことが先決です。
2. 量を増やすことをやめる
「毎日投稿しないと伸びない」と考えて、中身の薄い投稿で本数を埋めるのは逆効果になりえます。反応の薄い投稿が続けば、その分だけ表示されにくくなるためです。週2本でも、送りたくなる中身のほうが結果につながります。
3. 作り込みすぎをやめる
きれいに作り込んだ広告のような画像より、現場の様子がそのまま伝わる写真や動画のほうが反応を得やすい傾向にあります。制作に時間をかけすぎて本数が続かなくなるくらいなら、スマホで撮ったそのままの素材で構いません。
週に数本しか作れない会社のInstagramアルゴリズム対策
やめることを決めたら、空いた時間をどこに使うかです。投稿を週2本しか作れない前提で、優先順位をつけます。
準備しておくものは、次の3つだけです。
- Instagramのプロアカウント(無料。設定画面から切り替えるだけで、5分ほどで終わります)
- スマホのカメラ(専用機材は不要)
- 投稿の「型」を2〜3個(毎回ゼロから考えないための下地)
そのうえで、次の順番で時間を配分してください。
- 2本のうち1本はリールにする(撮影から投稿まで20〜30分を目安に。発見タブや新規のリーチはリールから伸びやすいため)
- 投稿する時刻を、返信できる時間帯に合わせる(昼休みや夕方など。投稿後30分をコメント返信にあてる)
- 月に一度、閲覧数の上位3本を見て型を残す(伸びた投稿の共通点だけを次の月に使い回す)
つまずきやすいのは、「伸びなかった月にやり方を全部変えてしまう」ことです。仕組みの変化は継続的に起きるため、1か月の数字で判断すると振り回されます。3か月分の閲覧数を並べて傾向を見るようにしてください。
業種別に言えば、飲食店なら「仕込みの様子を30秒のリールにして、週1本」。工務店なら「施工の前後を並べた写真投稿と、現場の短い動画を1本ずつ」。美容室なら「同じお客様の変化を、承諾を得たうえで動画で見せる」といった形が、量を増やさずに続けやすい組み方です。
まとめ
Instagramのアルゴリズム対策について、要点を振り返ります。
- Instagramのアルゴリズムは表示場所ごとに別々。新規のお客様に届けたいなら、発見タブとリールを意識する
- 今いちばん評価されるのは「DMで送られること」「オリジナルであること」「会話が生まれること」。作り込みより、送りたくなる中身を優先する
- 他アカウントの転載・中身の薄い量産・作り込みすぎの3つをやめる。特に転載が多いアカウントはおすすめの対象から外れる方針が公表されている
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