Microsoft Copilotの料金3種|法人と個人の違い・選び方

Microsoft Copilotの料金3種|法人と個人の違い・選び方

「Microsoft Copilotの料金を調べたら、月2,130円と書いてある記事もあれば、月3,148円と書いてある記事もあって、結局いくらなのか分からない」
そんな状態になっていませんか。金額がばらつくのは、個人向けと法人向けという別物の料金が、同じ「Copilot」という名前で語られているためです。

この記事では、Microsoft Copilotの料金を3種類に整理し、従業員数名の会社が「どれを・何人分」契約すればよいかまで、判断できる形で解説します。なお金額は執筆時点のもので、変更されることがあります。
Copilotの料金
※資料は2026年8月時点のものです。

料金は3種類|まず「どのCopilot」かを見分ける

Copilotという名前のサービスは複数あります。
料金の話をする前に、自分が使いたいのがどれなのかを見分けてください。
中小企業に関係するのは次の3つです。

  • Copilot Chat(無料):ブラウザやWindowsから使えるチャット。追加費用なしで使えます
  • 個人向けCopilot:Microsoft 365 Personal などの個人向けプランに含まれ、WordやExcelの中でAIが使えるようになります
  • 法人向けCopilot(Microsoft 365 Copilot Business など):会社のメール・予定表・共有ファイルの中身を踏まえて回答できる、業務用のCopilotです

決定的な違いは「会社のデータを見られるかどうか」です。無料のCopilot Chatは、一般公開されている情報をもとに答えるだけで、自社のメールや共有フォルダの中身は参照できません。「先月の〇〇社との商談メールを要約して」といった使い方ができるのは、法人向けだけです。

逆に言えば、「文章の下書きを作りたい」「調べ物をしたい」程度であれば、無料のCopilot Chatでも実用になります。まず無料版を全員に触ってもらい、物足りなくなった人だけ有料に上げる、という順番が、無駄な契約を避ける現実的な進め方です。

法人向けMicrosoft Copilotの料金|ライセンス代が別途かかる

ここが一番つまずくところです。法人向けのCopilotは単体では買えません。Microsoft 365の対象プランを契約している会社が、その上に追加(アドオン)する形になります。つまり実際に払う金額は「Microsoft 365の料金 + Copilotの料金」です。

Microsoft公式の価格ページによれば、執筆時点の法人向け料金は次のとおりです(いずれも税別・1ユーザーあたり)。

  • Microsoft 365 Copilot Business(アドオン):年払いで月額2,698円相当(通常価格3,148円からの割引価格)/月払いで月額3,778円
  • Microsoft 365 Business Standard + Copilot Business:年払いで月額3,523円相当
  • Microsoft 365 Business Premium + Copilot Business:年払いで月額4,797円相当

すでにMicrosoft 365 Business Standardを使っている会社なら、アドオン分だけを足す形になります。一方、まだMicrosoft 365を契約していない会社は、下段の2つのような「セット」の金額が実際の負担額になると考えてください。「月2,698円で使える」と思って予算を組むと、想定の1.5倍近くになって驚くことになります。

なお、この中小企業向けの区分は最大300ユーザーまでが対象です。それを超える規模の会社は大企業向けの体系になり、金額も変わります。

個人向けCopilotの料金|Microsoft 365 PersonalとPremium

事業主が一人で使う、あるいは自宅のパソコンでも使いたいという場合は、個人向けプランが選択肢になります。執筆時点の目安は次のとおりです。

  • Microsoft 365 Personal:年額21,300円(月払いなら月額2,130円)
  • Microsoft 365 Premium:年額32,000円(月払いなら月額3,200円)

個人向けでも、WordやExcel、PowerPointの中でCopilotを呼び出して、文書の下書きやスライドの作成を手伝わせることはできます。法人向けとの差は、繰り返しになりますが「会社のデータを参照できるか」です。

ただし注意点があります。個人向けプランは名前のとおり個人利用向けの契約で、業務で本格的に使う想定の管理機能(誰がどのファイルにアクセスできるかの制御、退職者のアカウント停止など)が備わっていません。従業員に使わせるなら、個人向けを人数分買うのではなく、法人向けを契約するのが本筋です。個人向けが向いているのは、事業主が一人で使うケースまでと考えてください。
Copilot選び方チャート

数名の会社は何人分から契約すべきか|3つの判断軸

全員分をいきなり契約するのは避けてください。有料のCopilotは、使う人が「AIに投げる材料」を持っているかどうかで、効果が大きく変わります。次の3つで人数を絞り込みます。

判断軸1:メールと会議の量が多い人から

法人向けCopilotの価値が一番はっきり出るのは、メールの要約と会議の議事録づくりです。日に何十通もメールを受け取る人、社外との打ち合わせが多い人から始めると、投資に対する効果が見えやすくなります。逆に、現場作業が中心でパソコンをほとんど触らない従業員に配っても、使われないまま費用だけがかかります。

判断軸2:まず1〜2人で1か月試す

最初は1〜2人分だけ契約し、1か月使ってみることをおすすめします。所要時間の目安として、Microsoft 365をすでに契約している会社なら、管理画面からのライセンス追加は10〜15分程度で終わります。1か月後に「これがないと困る」と言うようなら人数を増やす、という判断ができます。

判断軸3:業種で使いどころを想像してみる

たとえば建設業の会社なら、現場からのメール報告をまとめて週次の進捗報告書の下書きにする、といった使い方が現実的です。士業の事務所であれば、過去の相談メールを横断して「同じ論点の案件を探す」使い方が効きます。自社の誰の、どの作業に当てはめるかが言葉にできない段階では、まだ有料に上げるタイミングではありません。

Microsoft Copilotを契約する前の3つの注意点

  • 割引価格は期間限定のことがある:執筆時点の年払い2,698円は割引価格として案内されています。2年目以降は通常価格になる前提で予算を組んでください
  • 年払いと月払いで金額が1,000円以上変わる:アドオンの場合、年払い相当2,698円に対し月払いは3,778円です。ただし年払いは途中解約が難しいため、試用の1か月目は月払い、続けると決めてから年払いに切り替えるのが安全です
  • 税別表示である:公式ページの金額は税別です。実際の支払額は消費税分が上乗せされます

料金は改定されることがあるため、契約前には必ずMicrosoft公式の価格ページで最新の金額を確認してください。

まとめ

  • Microsoft Copilotの料金は、無料のCopilot Chat・個人向け・法人向けの3種類。まず自社に必要なのがどれかを見分ける
  • 法人向けは単体で買えず、Microsoft 365のライセンス代が別途かかる。未契約の会社は月額3,500円前後からが実際の負担額の目安
  • いきなり全員分を契約せず、メールと会議が多い1〜2人で1か月試してから人数を決める

Microsoft Copilotの料金やプラン選びでお悩みなら、株式会社アドクルーへお気軽にご相談ください。特定のメーカーの製品を売る立場ではないため、「そもそも有料に上げる必要があるか」からご一緒に判断いたします。

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