LINE公式アカウントの有料と無料の違い
2019年春に大企業向けの「LINE公式アカウント」と中小・小規模向けの「LINE@(ラインアット)」とが統合され、新しい「LINE公式アカウント」となりました。
これにより、今までは、開設するだけでも、費用のかかっていたLINE公式アカウントが、中小・小規模事業者でも無料から利用可能になりました。
では、無料から利用可能といいますが、LINE公式アカウントにも無料で使える範囲と有料になる場合がございます。
その違いは何か、以下で解説していきます。
もくじ
無料から利用できるLINE公式アカウント
LINE公式アカウントには、無料で使えるプランと有料で使えるプランがございます。
初期費用は、無料で、簡単に開設することができます。
プランは、フリープラン、ライトプラン、スタンダードプランの3つあります。
下記LINE公式アカウントの料金です。

LINE公式アカウントの無料プランと有料プランの違い
早速結論になりますが、それぞれの違いは、配信可能なメッセージ数と追加メッセージに関する従量料金に違います。
料金プランにより、利用できる機能に違いはありません。
フリープランでも、ライトプランでも、スタンダードプランでも、同じ機能が使えます。
ただし、注意としては、月間の無料メッセージ通数が余っても、翌月に繰越したりはできません。毎月1日にリセットされます。
また、無料プランでは、追加メッセージに関する従量課金がないので、1,000通を超えた場合、配信をやめるか、有料プランへの切り替えが必要となります。
無料メッセージに該当するメッセージとは?
では、LINE公式アカウントでいう無料メッセージとは、どのようなメッセージを指しているのでしょうか。
LINE公式アカウントには、様々なメッセージの種類があります。
主なメッセージは以下となります。
・メッセージ配信
・ステップ配信
・チャット
・応答メッセージ(あいさつメッセージ含む)
この中で、無料メッセージに該当するのは、
「メッセージ配信」と「ステップ配信」になります。
また1メッセージとして、カウントされるのは、最大3吹き出しまでです。吹き出しをうまく活用することで、メッセージ配信数を削減することが可能です。
LINE公式アカウントを有料プラン(ライトプラン)にするタイミング
無料プラン(フリープラン)では、月間1,000通までメッセージ配信が可能です。フリープランでは、1000通以上は送ることができません。
1,001通以上を送るときは、有料プラン(ライトプラン)へ変更する必要があります。
その場合、ライトプランへ変更するタイミングは、友だち数が何人の場合でしょうか。
メッセージ配信を、週1回、月間4回行う場合、1,000通÷4回=250人となります。
つまり、友だち数が250人が一つの目安となります。
ここでいう友だち数とは、ブロックされてしまった人を除くターゲットリーチ数を指します。
ターゲットリーチ数が、250人を超えてきたら、ライトプラン(月額5,000円)に変更することをおすすめいたします。
※ステップ配信を活用する場合は、この限りではありません。
ライトプランとスタンダードプランの切り替えタイミング
それでは、ライトプランからスタンダードプランへの変更するタイミングはどうなのでしょうか。
ライトプランでは、15,000通が月間配信数となります。さきほどの計算と同じように、週1回配信、月間4回配信の場合、15,000通÷4回=3,750人となります。
友だち数(ターゲットリーチ数)が、3,750人を超えたあたりから、スタンダードプランへの切り替えを検討してもよいかもしれません。
しかし、ライトプランでは、フリープランとは違い、従量料金(1通5円)で、追加メッセージを配信することが可能です。例えば、友だち数4,000人に対して、月間4回配信する場合、4,000人×4回=16,000通となります。ライトプランは、15,001通から5円/通かかりますので、追加メッセージとしては、1,000通×5円=5,000円となります。
ライトプランの月額5,000円にプラスして、追加メッセージ5,000円の合計10,000円になります。
もしスタンダードプランの場合だと、月額15,000円となりますので、ライトプランのまま追加メッセージを配信した方が、5,000円安くなります。
このようにライトプランからスタンダードプランへの変更は、従量料金の追加メッセージも考慮に入れる必要がございます。
つまり、ライトプランからスタンダードプランへ切り替えるタイミングとしては、月間4回配信の場合、4,250人を超えたくらいから切り替えを検討すると、料金的にお得になります。
追加メッセージの配信方法
追加メッセージを送るためには、LINE公式アカウントの管理画面より、「追加メッセージの上限目安の設定」が必要です。
初期では、「0」で設定されているので、そのままでは、上限数を超えてメッセージを配信しようとすると、メッセージ配信が停止されてしまいます。
上限の目安をある程度余裕を持って設定しておくことが大切です。
上限5,000通に設定しておいて、実際は4,000通しか超えていない場合は、4,000通のご請求となりますので、ご安心ください。
料金プランのアップグレードとダウングレード
料金プランを変更する場合は、それぞれ適用されるタイミングが違いますので、注意が必要です。
フリープランからライト・スタンダードプランへの変更は即時で適用されます。
フリープランからライト・スタンダードプランへ変更した場合、日割りで月額料金と配信可能な無料メッセージ数が変更日に応じて変動します。
ライトプランからスタンダードプラン・フリープランへの変更は翌月月初適用となります。
ライトプランからスタンダードプランへは月の途中では変更できません。
追加メッセージが発生する予定がある場合は、前月までにプラン変更することで
余分な費用がかからない場合があります。
またスタンダードプランの追加メッセージの単価は配信数により、変動します。
詳しくは、こちらのLINE公式の資料をご参照ください。
LINE公式アカウントの料金シミュレーション
ここまでLINE公式アカウントの料金についてお話してきましたが、実際どのくらいかかるのか、簡単にシミュレーションができるツールがあります。
こちらを使って、シミュレーションしてみましょう。
最後に
アドクルーでは、LINE公式アカウントの開設~運用、友だち集め施策まで、サポートしております。どうやってLINE公式アカウントを活用したらよいかわからない。もっと活用したいなど、お気軽にお問い合わせくださいませ。